日野市議会議場に国旗を掲揚

日野市議会議場に国旗・市旗を掲揚

 

日野市議会議場に国旗・市旗が掲揚されることになりました。

議会改革特別委員会で審議されてきた事項ですが、当初より全会一致をもって決定事項とするとの申し合わせの下、審議が進められてきました。しかし1125日の議会閉会中の審議と、12月議会中の委員会に於いて多数決で決定されました。無会派は委員会メンバーになれず議決権を持てません。また議会閉会中の委員会開催は、無会派議員及び市民には知らされず傍聴権が保障されませんでした。これに関して吉岡なつえは議長に申し入れを行い、その後は閉会中の委員会審査について開催の通知が届くようになりました。

国旗については日本のアジア侵略の歴史的経緯があり、日の丸を侵略のシンボルとして捉える考え方が根強く残っています。とりわけ在日韓国・朝鮮の方々が多く暮らしていることから、強制されることの無いように配慮することが求められます。日の丸が国旗と定められて17年たつ今でも、アジア・太平洋戦争で悲惨な死を遂げられた方々の遺族を始めとして日の丸を見つめる市民のまなざしは様々であり、市議会議場に掲揚された国旗を揃って仰ぎ見る状況にはないと考えます。市議会は様々な人が傍聴に訪れ、また様々な考えを持つ議員が議論する場です。

多くの人にとって心から愛される存在となる国旗となる日が、近い将来訪れることを願うものですが、今はまだその時ではないと考えます。よって日野・生活者ネットワークは議場への国旗及び市旗の掲揚に反対します

日野・生活者ネットワーク代表 出沼恵美子