自治基本条例学習会

 2008年1月31日、日野宿交流館において自治基本条例の学習会を開催しました。
 条例作りを先行している小平市の生活者ネットワークのメンバー2名を講師に、8名の熱心な市民の参加を得ました。

 小平・生活者ネットワークでは選挙政策に自治基本条例の制定を掲げ、当選後一般質問で提案した後、学習会を重ねてきました。
 一方同じく条例制定をマニフェストに掲げた市長が当選し、60名余りの市民の参加で条例づくりが始まりました。生活者ネットのメンバーもこの市民の会議に参加し関わります。

 会議では条例の意義や小平市の財政を学び、市と「自治基本条例の策定における相互協力等に関する協定」を締結し、グループに分かれ作業に入ります。
 会議は夜行われますが、昼間しか出られない人のために昼間部会が設置される等、柔軟な対応が行なわれます。
 注目すべきは骨子案についての市民意見交換会を12回も行ったことです。メンバーが会場周辺にチラシをまいたり、参加呼びかけを行ないました。
 骨子案は市民の意見を聞いたあと、条例案として2008年3月に市長に提出し議会上程へという運びとなります。

 参加してみて当初、会議のルールや市と締結する協定について半年もの期間を費やして話し合われたということで、中々進まないことを実感したそうです。
 市民の会議は合意形成に時間がかかります。でもそれを省略すると、後々不満が残り市への不信感につながりかねません。日野市でも時々そんな事例を見聞きします。
 市民参加を通じて行政も市民も力をつけ、お互いの信頼関係を築きたいものです。

 日野市でも市民自らがどのような町をつくっていくのか、行政と議会、市民の関係はどうあるべきか、市民が生き生きと参加出来るまちの実現のために、自治基本条例を作っていきたいと思います。