12/5 白井なおこの一般質問報告 <エネルギー>

日野市にもっと再生可能エネルギーを!
~グローバルな気候危機はローカルな取り組みからストップしよう~

昨今の猛暑や豪雨などの異常気象は、地球温暖化を肌で感じさせます。次世代のためにもこれまでよりスピードアップして取り組まなければ間に合わないという危機感を持って、白井なおこが一般質問(12月5日)をしました。
世界では1100を超える自治体や政府機関が気候非常事態宣言をしています。国内でも壱岐市や鎌倉市が宣言しています。CO2削減のために今回は再生可能エネルギーに焦点を当てて質問しました。(主な内容をご報告します)

Q.これまでのCO2削減のための日野市の取り組みは?
A.街路灯12,000基をLED化し、現在本庁舎の照明を随時LEDに切り替えています。これにより6割から7割のCO2削減に繋がっています。市全体では21%の削減を達成しています。

「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」のホームページによると、多摩26市のCO2削減率ではなんと日野市が1位でした。こういった素晴らしい成果や市の取り組みといったものが、私たち市民に伝わっていないと感じます。もっと情報発信を工夫することや、市民と共同することによって、市の意気込みを示して欲しいと思います。

Q.公共施設の太陽光発電について
A.市民の森ふれあいホール、第2中学校、東宮下地区センター、豊田南地区センター、発達・教育支援センターエール、たまだいら保育園など15施設に設置されています。また南平体育館では蓄電池の導入も計画しています。

取り組みが市民に見えにくいと感じます。茅ヶ崎市のホームページのように一覧表を掲載するとか、情報発信に工夫を求めました。また災害時の防災拠点に蓄電池設置を要望しました。

再生可能エネルギー100%で事業を行う国際的な取り組みを「RE100(アールイー100)」といいます。日本でも富士通、コニカミノルタなど164の企業が参加しています。自治体でも「都庁舎版RE100」「せたがや版RE100」に向けて取り組んでいます。「日野市版RE100」に取り組んで欲しいところです。

今後の日野市の計画に再生可能エネルギーを位置付け、再生可能エネルギー100%、CO2ゼロのまちを目指して一丸となって取り組んで頂きたいと思います。市長からは「日野市も『気候非常事態宣言』を出せるようにならなければいけない」という答弁がありました。