8月18日、東京都の水源の一つである森林をトレッキングし多摩川の最初の一滴の滴る場所・水干(山梨県笠取山)まで登る「多摩川源流探訪ツアー」(東京・生活者ネットワーク企画)に参加しました。
この森は明治34年に東京の水を確保するために山梨県より買取り、東京水道局が水源林(2100ha=23区の35%の広さ)の植林、整備、保全を続けています。森に入ると足元がフカフカし、とても軟らかく、広葉樹、針葉樹の落ち葉が厚く堆積しています。その下には厚い土の層があり、1時間に200ミリの雨でも滲み込んでしまうほどの保水力があるとのことでした。
ここのような広葉樹、針葉樹が混在する森は、自然の力によって循環するので、杉やヒノキなどの人工林より手がかからにとのこと。鹿の食害の痕も見つけながら、時折聞える鳥の声にも心躍らせながらの6時間でした。
以前、足尾の森の植林イベントに参加して感じたことでもありますが、良い森を作り残していくのは、「あきらめない気持ちの積み重ね」と、改めて思いました。