国会議事堂は1920年着工、17年の年月をかけて1936(昭和11)年に完成します。当時の建築技術の粋を集め、ほぼ国産材で賄ったということで、「地産・地消だね」と感想が聞えました。外壁は御影石、内側には大理石が使われ、豪華で重厚、意匠を凝らしたデザインで、すばらしいものでした。参加者の中に建築関係の仕事をしていた方もいて、感嘆の声が上がっていました。
国会の開会式には天皇を迎えますが、必ず参議院で開かれるそうで、その時だけ衆議院議員が参議院本会議場に入る等、初めて知ったこともたくさんありました。天皇・皇后両陛下が傍聴する席もあるのですが、1度も使われたことがないとか・・・もったいなーーい。
ラッキーなことに参議院予算委員会を30分だけ傍聴できました。金属探知器の厳しいチェックを受け部屋に入りましたが、傍聴席はごくわずかで立って傍聴しました。記者席はがら空きなのに、もう少し国民に親切な国会であってほしいと思います。テレビで見るおなじみの総理や大臣、議員の顔を間近に見ました。民主党に林さんが道路特定財源の無駄遣い(随意契約による調査報告書のいい加減な中身と高すぎる委託金)について鋭く質問しているところでした。
昼食は議員食堂で国会弁当を食べ、大河原まさ子参議院議員(民主党)と懇談しました。大河原さんは現在厚生労働委員会のメンバーで、年金問題での国民の立場に立っていない役人の不親切や、分りにくい年金特別便、日銀総裁人事についての政府やマスコミの対応の問題等話してくれました。
帰りのバスでは、今度は大河原さんに日野に来てもらってゆっくり話したいという声もありました。また選挙のときは一所懸命頭を下げるけど、国会で赤い絨毯を踏むと(自分が偉くなったように)勘違いしてしまう人のいるのかな、との感想を述べた方もいました。身近に感じた国会を、市民の目でチェックし続けたいと思います。