放課後子どもプラン「ひのっち」

子どもの居場所が広がった

 保護者会のときに、子どもが「ひのっち」に参加してくれて助かりました(広報日野2007年8月15日号保護者の声よりより)——保護者会のときは参加人数が倍に膨れ上がるという、放課後の子どもの居場所事業「ひのっち」。多摩南生活クラブ運動グループ日野地域協議会で、日野市子育て課にその取り組みを伺いました。

 「ひのっち」は小学校の教室、校庭、体育館を利用して、子どもの放課後の安全な居場所をつくることを目的に昨年年6月に全小学校で始まりました。8割の児童が登録し、参加率は1割前後です。

 子どもの相手をするのは「ひのっちパートナー」といわれる有償ボランティア。子育てが終わった世代を中心に、保護者、大学生など各校に15名ほどです。これまで救命救急の研修を行なうなど、パートナーのレベルアップを図っています。今後いじめに悩む子どもの心にも寄り添えるような研修も必要ではないでしょうか?

 また昨年秋からは物作りや昔遊びなどのプログラムを取り入れています。編み物のプログラムには男の子の参加もあり、クリスマスに向けマフラーを真剣に編んでいた、という微笑ましい話も聞けました。

 朝から夕方まで長時間学校にいるのは窮屈ではないかと危惧しますが、①子どもが楽しみにしている、②学童だけでなく他の子とも遊べるようになって喜んでいる、など楽しみや居場所が広がったのは確かなようです。
子どもの居場所として、発展・充実していってほしいと思います。
                          前市議会議員 出沼えみ子