9月議会で、薬物依存と子育て環境について質問!
吉岡なつえが2014年第3回定例会で、質問した主な内容をご紹介します。
1.薬物乱用のない地域づくりの為に!
6月24日池袋駅前、8月10日立川市内と、立て続けに危険ドラッグを起因とする交通事故が発生し、社会に不安が広がっています。
日野・生活者ネットワークでは、7月15日、生活クラブ運動グループとともに「広がる薬物依存」の学習会を日野市、市教育委員会の後援で開催。日野市内に開設された女性専用のダルク(依存症回復施設)の入寮者も参加し、回復を支援する行政・地域・社会のあり方を考え合いました。その中から見えた課題を中心に質問をしました。
<主な質問内容>
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「薬物依存」についての市の見解
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学校・地域への啓発活動の拡大と充実
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薬物問題に取り組む機関との関係づくりと連携強化、ネットワークづくり
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危険ドラッグ店を排除する条例制定の提案
市からは、依存症は精神医学的な疾患であり、専門的治療が必要。簡単なことではないが、回復可能と考えている。との認識を答弁。また、小・中学校での啓発は、専門的知識を持った講師や薬物依存から回復した方から直接話を聞く機会は貴重と思う。学校へは講師の情報を提供したい。
市長は、多摩地域から危険ドラッグ店を排除する条例制定は市長会でも発言したい。また、日野市青少年薬物乱用対策推進本部を必ず開催したいと、積極的な答弁がありました。
2.安心して働ける子育て環境の整備を!
女性の活躍推進に向けて文部科学省からの来年度予算概算要求では、放課後の居場所づくりに44億円が提示され、安心して働ける環境整備が加速して進められようとしています。
日野市でも安心して子どもを育てながら働ける環境をめざし、今回は放課後の子どもの居場所である学童クラブ、ひのっち(放課後子ども教室)、児童館の拡充を求め質問しました。
<主な質問内容>
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学童クラブ、ひのっち、児童館の更なる拡充
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学童クラブ、ひのっちにおける施設改修や運用について
・トイレ改修(男女共有の解消) 耐震化の計画 クールダウン室の確保など
・ひのっちの夏休み利用 支援員の加配他 -
防犯上見通しの良い公園づくりと遊具の設置計画など
市からは、今後も「日野市子ども・子育て支援会議」の意見を伺いながら、子どもたちの放課後を児童館、学童クラブ、ひのっちの3つでしっかり支えたい。
市長は、施設改修や耐震化、ひのっちの夏休み利用の工夫など、計画的に予算執行できるよう努力したい。公園管理上、防犯という新しい視点を頂いたと答弁がありました。
今後、積極的な取り組みが期待されます。