豊洲以外に市場整備をはかることに覚悟すべき!と2010年に討論。

東京ネットは、平成23年度(2011年度)の東京都中央卸売市場会計予算に対し、豊洲は適切とはいえないとして、豊洲への移転を進める予算計上に反対していました。(2011年3月での東京ネットの見解を紹介します)

当時、議会として特別委員会を設置して現地再整備の可能性をついて活発な議論が行われました。ネットは、これまで現在地再整備の問題点として「市場の規模」「建設コスト」そして最大の課題とされた工期の問題などについては、特別委員会の審議を通じて、十分現在地での再整備の可能性があると判断し、ひきつづき特別委員会議論の継続を求めてきました。ところが、特別委員会が継続となっているにもかかわらず、豊洲への移転予算が盛り込まれ、議会軽視と考えました。

市場のコンセプトで最も大事なことは「食の安全」であり、消費者の視点に立てば、食品を扱う施設として、環境基準はクリアできても、都民の不信はクリアできません。さらに直下型地震による液状化や地盤沈下も懸念され、東京都が設置する中央卸売市場の立地として、豊洲は適切とはいえないとして、豊洲への移転を進める予算が計上されている平成23年度東京都中央卸売市場会計予算に反対しました。

都議会生活者ネットワーク 豊洲を視察