要町あさやけ子ども食堂を見学しました

2015年11月12日 09時16分 | カテゴリー: トピックス

「要町あさやけ子ども食堂」を見学                          2015114

地下鉄有楽町線の要町駅からほど近い住宅街の中に、「要町あさやけ子ども食堂」がある。笑顔で迎えてくれた山田和夫さん、この家のご主人だ。玄関を入ると棚に並んだ焼き立てのパンのいい匂い。大きなおにぎりがいくつもある。1階は座卓が並ぶ食堂と調理室。調理室では大きなパン焼き機が存在感を示している。お話を聞くために2階に上がる。2階は山田さんのプライベートエリアと、子どもたちのくつろぎスペース。子どもたちは食事が終わっても、この家で1時間半をまったりと過ごす。

山田さんと一緒にお話をしてくれたのはボランティアの伊藤さん。元パン屋さんで山田さんにパンの指導をした人だ。元々山田さんのお連れ合いが自宅でパン屋とパン教室をしながら、毎週水曜日に池袋でホームレスにパンを配っていた。お連れ合いが6年前にガンで他界し、遺言としてホームレスへのパン配りをレシピと共に山田さんに託した。パン作りは元ホームレスの人も手伝っている。伊藤さんは、「貧困とは結婚などの人間的幸せを追及する権利を奪われることだ」と熱く語ってくれた。

伊藤さんが子ども食堂の先駆けとして知られる、大田区の八百屋の「だんだん」を山田さんに紹介したところ、「これなら出来る」と20133月、要町で子ども食堂を始めることになった。第1・第3水曜日の月2回。食事代は300円で、子連れのママたちが自転車でやって来る。お手伝いの人たちは皆ボランティアで、テキパキと自分の仕事をこなしている感じ。月2回というペースが、ボランティアとして負担感なく続けられる秘訣ではないだろうか?楽しみながら居場所や生きがいにもなっているような暖かい様子だった。山田さんはこども食堂に「要町」と地域の名前を入れることで、身近な距離感が伝わると話す。子ども食堂の取り組みは全国に広がり、子ども食堂ネットワークが誕生している。

見学者が多いため(この日はNHKのカメラも入っていた)、近くの喫茶店に場所を移して、村上のり子区議会議員(豊島・生活者ネットワーク所属)の話を聞く。「要町あさやけ子ども食堂」は「NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」の一事業として行なっている。他には子どもたちが禁止事項無しに自由に遊べる場を提供する「遊びサポート 池袋本町プレーパーク」と「学びサポート 無料学習支援」(区内4か所で実施)、「夜の児童館」事業を行っている。代表の栗林さんは、プレーパークで知り合った子どもの経済的事情で高校進学を諦めざるを得ない状況を知り、学習支援の活動を始めたそうだ。「不登校、虐待、外国籍、障がい、貧困など、様々な困難を抱えた子どもたちがいます。すべての子どもの幸せをめざして」「WAKUWAKUネットワーク」は活動している。パンフレットに「WAKUWAKUネットワークは『おせっかい』を推奨しています。」とある。私もおせっかいおばさんを目指したいと思う。(出沼)