省エネ学習会に参加

ピーク時の節電で夏を乗り切ろう

地域エネルギー協議会主催の「市民による省エネ勉強会」〜エネルギーについて考えよう〜に参加しました。
地域エネルギー協議会(以後地域エネ)のメンバーを講師(古池はつみさん)に、楽しく節電を学びました。

電力需要のピークの時間帯は、夏の平日の9時〜19時くらいまでですが、家庭のピークは20時になります。
最大ピーク時は午後2時で、家庭での使用量は比較的少ない時間帯です。
ピーク時に合わせて原子力発電所が作られてきたのですから、夏の暑い日の午後2時を押さえれば、原発を減らせます。

家庭では午後2時に、
・エアコン温度を1度上げ、
・冷蔵庫を強から中にし、
・不要な待機電源、照明、テレビ、温水便座を消す
くらいでいのではないでしょうか?

しかし家計費節約と地球温暖化対策を考えると、ピーク時に限らず、出来るだけ節電することに越したことはありません。

勉強会ではステップ1〜3の節電対策メニューが示され、参加者で意見交換しました。
・待機電力を失くすために、タップ式のコードが便利であることや、
・冷蔵庫のビニールカーテンは、扉に収納してあるものが冷えない欠点があること、
・パソコンは夜間に充電しておくと良いこと、
・LED電球は消費電力が少ないだけでなく長寿命、熱が出ないなど利点が多いことなど、実践してわかる知恵のあれこれを交換し合いました。

また地域エネの中島さんからは、太陽光発電を設置して3年目にして、発電量が使用量を上回って、売電による利益が出たことが報告されました。
出かける時には冷蔵庫以外のブレーカーを切ってしまうなど、徹底した節電対策を行っているそうです。

市民同士で工夫や知恵を交換し合うのは、楽しく有意義なことだと思いました。
・電気は遠くの原発から運んでくるのではなく、企業が行っている小規模な発電所がたくさんできる(現在40社あるそうです)、地産地消が望ましいこと、
・そのためには現在の東京電力の気持ち次第で決まる電力の買い取り価格や、
・送電網の独占などを改める必要があることなど、
これからのエネルギーの方向性についても意見を交換しました。

                     報告:出沼恵美子