原発について知って、今後の在り方を決めましょう

2011年6月16日 13時34分 | カテゴリー: トピックス

先週末、日本各地で脱原発を求めるデモが行なわれました。
日本各地でこれだけ大規模なデモが行なわれたというのは、普段はおとなしく上の言うとおりにしている日本人も、自分たちの在り方を自分たちで決めていきたいと思い、民主主義に目覚めたということでしょうか。

所変わって中東のシリア共和国でも、ここのところ民主化を求めるデモが行なわれています(悲しいことに市民は政府治安当局に武器で鎮圧され、死者が出続けていますが)。シリアははっきり言って民主的な国ではありませんが、秘密警察と軍が怖くて国民は声を発すること自体をあきらめ続けてきました。
しかし、インターネットのSNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)の登場により、政府が隠し続けてきた情報を得ることができるようになり、声を発することができず分離させられていた市民がつながることができました。そして、当局が以前のように秘密裏に弾圧しようとしても、携帯カメラで隠し撮りした弾圧映像はインターネットで世界中に発信される世の中になりました。世界中の人が味方になってくれるという自信を持てたこともあり、市民は蜂起ではなく平和的なデモという行動をとることが可能になったのです。

中東と同様、日本でも情報隠しは難しくなってきています。その結果やはり日本人も目覚め始めたのだと思います。これからはたくさんの情報を得て、それらを基に自分たちの答えを見つけ、社会の在り方を決める作業をしていく時代です。
学校では先生の言うことに従い、教科書に書かれていることに疑問を持つ自由さえ持たせてもらえずにきた私たち国民は、なかなか自分の意見を公の場で表すことができません。試験の質問には正解がひとつあり、それを記憶することが勉強だと信じ込まされた私たちは、自分たちの暮らしの在り方には複数の選択肢があり、そこから自分たちが選んでいいということがなかなか実感として理解できません。
でも、もう自分たちで考えましょう。

他国が日本に落とした原爆とは意味が違います。自分たちが原発を選び、事故を起こしたのです。東電や国ではなく、自分たちの責任です。たくさん考えるべきことはありますが、原発についてひとりひとりが考え、みんなで討議し、今後その原発をどうするのかについて意見を持ち、その意見を自治体や国に伝えていきましょう。各ネットでも原発学習会を開催していますし、日野ネットでも今後原発学習会を予定していますので、皆さん参加してください。
森 契子